浄土宗

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平成28年度行事予定(公開講座)

浄土宗教学院公開講座のご案内(終了しました)

 浄土宗教学院では、これまで研究成果の一端を広く公開・発表することを目的に、多くの地域にて、さまざまな形式で公開講座を開催して参りました。
 本年度は「浄土宗・真宗の往生論」というテーマのもと、仏教学の領域(とくに『倶舎論』研究)で世界的な業績を挙げておいでの両先生をお招きし、浄土宗と真宗それぞれで「往生」に関する理解や議論にどのような問題があるのかを論じていただきます。両先生のご講義は、宗学と仏教学の関係、宗学の意義と特質について考えるよい契機になることと存じます。
 どなたでもご参加いただけますので、この機会にぜひともご参加ご聴講ください。

講師・講題
「法然上人における諸行往生の可否 ―仏説論の視点から―」
本庄 良文 先生 (教学院会員/佛教大学教授)
≪概要≫現在、学界には、「法然上人は、念仏以外の修行による往生を理論的に完全否定した」とする平雅行・安達俊英両氏などの陣営と、「完全否定してはいない」とする陣営とがあるが、両派とも、自派の立場を説得的に論証したとは言い難い現状である。私は、後者に属する者として、インド以来の仏説解釈の伝統を踏まえながら、『選択集』を中心資料として議論を展開して来た。今回はその概括を行いたい。
「真宗の往生論」
小谷 信千代 先生 (大正大学名誉教授)
≪概要≫親鸞は「即得往生」を命終時とするのが浄土経典における通常の用法と考えていた。それゆえ第十八願成就文に命終時に言及せずに使用されるのを異例と考え、成就文を文字通りに「信心を得て歓喜して浄土往生を願えば、直ちに往生が得られる」と了解し、現世で往生が得られると述べる経文として理解してはならないことを『一念多念文意』において注意しようとした。「現世往生説」は親鸞のその注意に耳を傾けなかった結果である。
お問い合せ 浄土宗教学院
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