浄土宗

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平成30年度 〈 公開講座のご案内 〉

 浄土宗教学院では、これまで研究成果の一端を広く公開・発表することを目的に公開講座を開催して参りました。
 本年度は「法然上人の史実と伝承」というテーマのもと、先生方に研究成果のご披露を行っていただきます。
 どなたでもご参加いただけますので、この機会にぜひともご参加ご聴講ください。

テーマ:法然上人の史実と伝承

議題・講師
建永・嘉禄の法難」事件の史実と伝承
坪井 剛 先生(京都造形芸術大学准教授)
≪概要≫
法然上人が流罪となった「建永の法難」事件、上人没後に多くの門弟が流罪となった「嘉禄の法難」事件、これらの事件については近年研究が進み、『法然上人行状絵図』など伝記類をはじめとする諸史料も再検討されてきている。今回は、そういった研究の一端を紹介し、初期浄土宗に起こった法難事件をどのように評価すれば良いか、考えてみたい。

『法然上人行状絵図』の成立とその影響―鎌倉後期の浄土宗―
善 裕昭 先生(教学院会員/知恩院浄土宗学研究所嘱託研究員)
≪概要≫
 鎌倉後期に浄土宗は着実に広まり、貴族社会の追善仏事では浄土三部経の書写供養や『法事讃』を唱えることが行われた。その一方、朝廷や寺院勢力からの禁圧はなお続いていた。舜昌が『法然上人行状絵図』を作ると、一部の天台僧から非難の声があがった。これに対し舜昌は『述懐鈔』を著し、念仏信仰の正当性を主張している。『法然上人行状絵図』が作られた影響やその頃の時代状況を考えたい。

お問い合せ
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